バックカントリースキー

ゲレンデスキーをやっている人ならば一度は思ったことがあるはず・・・・・
夜に雪が降り、朝には晴れて、まだだれも滑った跡がないゲレンデを滑る!

新雪のパウダースノー、 ゲレンデの非圧雪ゾーンに自分のシュプールを描く・・・・・

でも、 ゲレンデの安全性などを考慮されどこのスキー場もリフト稼動前に圧雪車(通称ピステン※)が入ってしまい、
新雪ゾーン・非圧雪ゾーンはあまりありません。
しかし、バックカントリー(直訳すると「裏山」)にでると、 そこは広大なオフピステ・新雪ゾーン!
ゲレンデスキーでは味わえない醍醐味、爽快感、晴れ渡った空、静まり返った空間、まぶしく輝く 白銀――
そこを、おとずれた人にだけ与えられた特権、それがバックカントリースキーなんです。

そんなバックカントリースキー(以下略してBack Country-Ski=BC-Ski)をあなたも楽しんでみませんか?


BC-Skiはある程度のゲレンデスキーヤーならばたいてい滑れます。

しかし、ゲレンデに近いサイドカントリーならばまだしも、BC-Skiとなると、怖い冬山なので、命にかかわる装備はきちんと揃えましょう!
また、 ガイドと行くときは、安全は何よりも最優先ですので、その土地に精通した山岳ガイドを選んで、注意をよく聞き自分勝手な行動はしないことです。


海外でのスキー経験や20年ぐらい前のスキー時代をご存知の方ならば『ヘリスキー』を知っている人も多いかと思います。

リフトのかかってない山やゲレンデよりも上の斜面に「ヘリコプター」で運んでもらい、そこから滑り降りる。
つまりそれがBC-Skiなのです。
かつては日本のいくつかのスキー場でもヘリスキーをやっていた記憶がありますが、最近ではほとんど聞かず、定期運行のヘリは無いかと思われます。


ある意味アナログかもしれませんが、自分の足で登り、そこを滑り降りる。
これはそこを登った人だけに与えられた、ゲレンデでは味わえない大自然を滑る幸せなんです。

ぜひこの機会にBC-Skiに足を踏み入れてみてはいかがですか?
オフィス・ゼロはBC-Ski、マテリアル、ギアにも対応しているショップです。




 
           

         かかとの上がるビンディングで山を登り、かかとを固定してらくらく滑走。
       写真は『G3の板にDIAMIRのビンディング』


※圧雪車の代名詞《ピステン》
 ケースポーラー・ゲレンデファールツツォイグ社(ドイツ)の「ピステンブーリー」を短く呼んで「ピステン」と言う愛称で日本では知られています。
 フロントエンブレムに【K】のマークがあればピステンブーリー


      2014年04月:岩手県網張温泉スキー場にて撮影(Photo by Martie)